中の道東洋医学研究所
当院では、中国伝統医学に基づき、鍼灸・漢方・推掌(マッサージ)による治療を行っています。また「心身一如」(心と体は別々のものではなく、お互いに関連しあっている)の思想のもと、身体の治療を通じて患者様の心の安定を目指しています。
西洋医学と東洋医学の違い
西洋医学:内科治療や外科治療によって、病気の原因になている悪い部分を治す。
東洋医学:動物が持つ自然治癒力を活性化し、身体を内側から治療する。または病気になる前(未病)の段階で病気を予防する。
【未病治とは】
・東洋医学では、病気というほどではないが何となく体調が悪い(食欲はあるが食べたあと体がだるくなるなど)という状態を【未病】といいます。
・未病の段階では血液検査や神経学的検査では異常が見つからないことも多いですが、東洋医学医的な診断方法によって、患者さんの身体から発せられているサインを敏感に捉えることで、早期に治療を開始することが可能です。
鍼灸治療・漢方薬
鍼灸治療について
・身体中に存在する経穴(ツボ)を、髪の毛よりも細い針やもぐさの熱で刺激して、身体が本来持っている治癒力を引き出し、様々な疾患を治療したり、病気の予防を行う方法です。
・鍼灸治療の効果はWHO(世界保健機構)でもその効果が認められており、運動器疾患や呼吸器疾患、老人性疾患や難病にも効果があることが認められています。
・鍼灸治療は安全性が高く、副作用もほぼありません。高齢、または心臓疾患などのために全身麻酔下での外科的処置や、抗がん剤などの投薬治療に危険が伴う場合などに、標準治療と併用することで緩和治療に最適です。
漢方治療について
・難治性疾患や、自己免疫性疾患に対して、西洋医学とは異なるアプローチでの治療が期待できます。
・天然の生薬(ハーブ)を組み合わせて作られた漢方薬によって、主に慢性疾患に対する治療を行います。慢性疾患の治療には時間を要することが多いのが現状ですが、患者様それぞれの体質に合わせた漢方薬を選択し、鍼灸治療と併用することで即効を得ることも可能です。
・通常の西洋医学的な治療(外科手術、抗がん剤など)と併用して漢方治療を行うことで、抗がん剤の副作用を緩和したり、QOL(生活の質)の向上を望めます。
推掌療法について
身体をマッサージすることによって、経路と経路上の特定のツボに圧力をかけ、気の流れを改善します。筋肉の緊張がほぐれて血行が良くなり、リラックス効果が期待できます。
適応疾患
【どのような病気に対して有効なのか?】
運動器・神経疾患:椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、関節炎、リウマチ、変形性脊髄症、てんかん、不眠
内分泌疾患:副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)、副腎皮質機能低下症(アジソン病)、甲状腺機能亢進 症、甲状腺機能低下症、糖尿病
皮膚疾患:アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、いぼ
消化器・口腔疾患:歯周病、口内炎、胃潰瘍、膵炎、慢性便秘、慢性下痢、脱肛
循環器・呼吸器疾患:不整脈、慢性の咳
泌尿器疾患:頻尿頻尿、尿失禁、血尿、尿石
体質改善
・動物には、それぞれに生まれ持った体質があり、時にはそれが病気の原因になってしまうこともあります。
・鍼灸治療や漢方治療によって、体質によるそれらの不調を改善することが可能な場合があります。
まずは小さなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
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